哲学的玩具

今日は大谷でやってる藤本由紀夫展に行ってきました。
展示作品は「美術館の遠足」で見てきたものが多く、
回顧展のような展示でした。
国際美での展示は触れる作品はないのですが、こちらは触れるものが多いです。

音が出るのがサウンド・オブジェの特徴ではありますが、
オルゴールの小ささというのも特徴的だと思います。
実際に手に持ったりして、ねじを回す際の距離や感触は
親近感を感じさせるものでしょう。
実際に見る人を圧倒するような大型の作品はありません。
一番大きいので、アクリル板にオルゴールを取り付けた2mほどの作品が
ありました。しかし、これは透明なので、それほど存在感を主張しません。
比較的小型で、目線が上にはいかない物が大半です。
そういう側面も「玩具」的と言えるでしょう。
単に思考で遊ぶのではなく、手を使いながら考える。
面白いアートのおもちゃでした。


三館同時開催なので、次は和歌山に行かねばなりません。
いったことのない美術館ですが、遠いので一日仕事になるでしょう。
気合い、入れてきます。